一人暮らしの家計は、どんな配分を目安にする?
診断で使う比率は、手取りを100%として予算を考えるための編集部の参考配分です。公的機関の推奨比率や単身者の平均値ではありません。すべての人に適した正解でもありません。月の収入と支出を入力し、生活費を払った後に、今後の備えに回すお金が残るかを確認してください。
金融庁は、収入・支出を把握して収支を黒字にし、黒字分を貯蓄することを家計管理の基本としています。また、生き方や今後の予定に応じた生活設計の必要性を説明しています。本ページの比率や判定は、その資料をもとに公的基準として作ったものではありません。金融庁「資産形成の基本」
標準案と貯蓄重視案は、どう違う?
標準案は貯蓄10%、貯蓄重視案は20%を確保してから生活費を配分する参考案です。貯蓄重視案では主に趣味・交際費等の配分を下げています。配分を選び直しても、実際の契約や返済額は変わりません。続けられない配分なら、「自分で配分」に切り替えて調整してください。
| 費目 | 標準案 | 貯蓄重視案 |
|---|---|---|
| 住居費 | 30% | 30% |
| 食費 | 15% | 15% |
| 光熱・水道費 | 6% | 6% |
| 通信費 | 4% | 4% |
| 日用品・衣服 | 5% | 4% |
| 交通費 | 5% | 4% |
| 医療・保険 | 5% | 4% |
| 趣味・交際費 | 10% | 6% |
| 返済・その他 | 5% | 3% |
| 年払い・特別費の積立 | 5% | 4% |
| 貯蓄目標 | 10% | 20% |
| 合計 | 100% | 100% |
手取りは何を入力する?通勤手当やボーナスは含める?
給与明細や入金明細で、税金・社会保険料などを差し引いた後の月額を確認します。額面年収をそのまま12で割って入れないでください。賞与など不定期の収入は、この月次診断には入れず年単位の計画で確認すると整理しやすくなります。収入が変動する場合は、低い月も別に計算して支払いを続けられるか確認します。
交通費が手取りに含まれているなら、それを使う通勤費も支出に含めます。手当を収入から除くなら、対応する費用も除きます。給与から社宅費・積立などが天引きされる場合は、診断対象に含めたい天引き額を手取りに足し戻し、その費目にも同額を入れるなど、両側をそろえてください。税・社会保険を改めて支出に入れると二重計上になります。
手取り15万円・20万円・25万円なら、目安額はいくら?
標準案を当てはめると、手取り20万円の住居費は6万円、食費は3万円、貯蓄目標は2万円です。以下は配分の計算例で、各地域の家賃相場や生活可能な最低額を示すものではありません。
| 標準案の項目 | 手取り15万円 | 手取り20万円 | 手取り25万円 | 手取り30万円 |
|---|---|---|---|---|
| 住居費 30% | 45,000円 | 60,000円 | 75,000円 | 90,000円 |
| 食費 15% | 22,500円 | 30,000円 | 37,500円 | 45,000円 |
| 光熱・水道費 6% | 9,000円 | 12,000円 | 15,000円 | 18,000円 |
| 通信費 4% | 6,000円 | 8,000円 | 10,000円 | 12,000円 |
| 貯蓄目標 10% | 15,000円 | 20,000円 | 25,000円 | 30,000円 |
この5項目以外の費用も診断に含まれます。手取りが少ない時期、都市部の家賃、通院、車、返済などの事情で比率が合わないことがあります。金額が目安を上回ることだけを理由に、生活や契約に無理な変更をしないでください。
診断結果の差額・残額は、どう読めばよい?
「目安より多い」は、無駄遣いという意味?
違います。現在額が選んだ配分の目安額を上回っているという算術上の比較です。目安以内の費目と合わせ、総額と貯蓄目標を確認してください。「目安より多い金額」は、実際に削減できる金額ではありません。値上がり・契約期間・健康や学業への必要性などを確認してから見直します。
「貯蓄前の残額」と「目標を確保した後」は何が違う?
手取りから生活費と特別費の積立を引いた額が「貯蓄前の残額」です。そこから貯蓄目標を引いた額が「目標を確保した後」です。たとえば手取り20万円、生活費・特別費積立17万円、貯蓄目標2万円なら、残額は3万円、目標を確保した後は1万円です。残額は、すでに貯蓄できた実績を表しません。
貯蓄前の残額がマイナスなら月の収入だけでは賄えない配分です。残額がプラスでも目標に届かない場合は、支出・収入・目標額のどこを調整するか検討します。貯蓄目標を設定しない0%の配分では、将来への備えを別途確認してください。
家賃が手取りの30%を超えたら、引越すべき?
30%は本ページの参考案であり、超えたら直ちに引越す基準ではありません。管理費・共益費を含め、通勤時間、交通費、防犯、生活の必要性、更新や解約条件も確認します。引越すなら初期費用と移動費を含め、住居費の差額で回収できるか検討しましょう。
横浜のおすすめ10駅と家賃・通勤比較で候補を整理し、引越し費用の概算で変更時の負担も確認できます。物件の募集額や現在の契約条件は【要確認】です。
家計を見直すなら、どの固定費から確認する?
使っていないオプションや重複した契約を確認し、通信・電気・ガス等は同じ期間と使用条件で比べます。期間限定割引だけでなく、変更時費用・解約費・端末代を含めた総額を確認してください。固定費・光熱費の見直しガイドで現在の契約と候補を比較できます。
光熱費は季節で変わるため、可能なら複数月の明細で月平均を求めます。冷暖房を必要なときに使える予算を確保し、比率を合わせるためだけに止めることは避けてください。
食費15%に収まらないときは、何を変える?
買ったまま使わない食材、同じ商品の重複購入、外食や宅食の頻度など、実際の明細を確認します。食費の目安が低すぎる場合は配分を調整してください。必要な食事を減らして数字に合わせる診断ではありません。自炊に必要な時間や設備、アレルギーや体調に応じた食事も考慮します。
食事や睡眠、体調を崩したときの備えは、一人暮らしの健康・体調管理スターターガイドで確認できます。
食べ方ごとの費用は、自炊 vs 宅食・外食 コスト比較シミュレーターで確認できます。送料・主食等を同じ範囲で入力し、食べる分の換算費用とセット注文額を比較しましょう。
年払い・特別費は、どう月額に直す?
年額12,000円なら月1,000円、2年ごとの更新費60,000円なら24で割って月2,500円というように平準化します。家電買換え・帰省などの予定も、必要額と残り月数から積立額を考えます。すでに他の費目に月換算で入れた費用は、ここに重ねて入れないでください。
この欄は将来使うお金の積立です。「貯蓄目標」はこの積立以外の備えとして扱います。引落月には積立から支払うため、月の明細と診断の月平均が一致しない場合があります。収入・生活費・積立・貯蓄を別々に記録し、同じ支払いを重ねて計上していないか確認します。
返済や通院がある場合、比率をどう調整する?
契約上必要な返済や生活に必要な医療費を先に入れ、残りの費目と貯蓄目標を現実的な額に調整します。比率が合わないことを理由に返済を止めたり、治療や必要な保障を削ったりしないでください。「自分で配分」は各費目0〜100%の整数で設定でき、合計100%が必要です。
比率を変更しても入力した支払い額は変わりません。月の収入で賄えない場合は、見直し可能な契約、収入、使える支援や相談先を確認する段階です。余裕が少ない状況で投資や新しい有料契約を急ぐ必要はありません。
家計や返済が苦しいとき、どこに相談できる?
生活設計・家計管理の相談窓口として、J-FLEC「はじめてのマネープラン」の公式案内があります。現在の利用条件、受付、相談形式はリンク先で確認してください。契約や請求のトラブルは、全国の消費生活センター等・消費者ホットライン188にも相談できます。通話料がかかり、受付時間は窓口で異なります。
出典・計算条件・更新履歴
2026年9月30日作成・資料確認。本文の家計管理の基本は金融庁の公的資料を参照。参考配分・見直し順・金額例は編集部による提案と算術計算です。統計調査、実利用者のアンケート、公的な推奨割合、節約実績を示すものではありません。
目安額は「月の手取り×比率÷100」。各費目の円未満を切り捨て、余った円を小数部分の大きい順に1円ずつ配分します。同順位は入力欄の順序を優先し、11項目合計を手取りに一致させます。表示割合は小数1桁で四捨五入するため、表示上の合計は一致しないことがあります。
現在額は0〜100万円の整数、手取りは1〜1,000万円の整数、比率は0〜100%の整数。すべての支出が入力済みのときだけ月次収支と貯蓄目標の不足を計算します。未入力は不明、0円はその費目の支払いなしです。税の精算、利息、相場の変化、投資の損益、賞与、将来の収入や支出は自動で計算しません。
入力はこのブラウザで処理し、外部に送信しません。「この端末に保存」を選んだ場合のみLocalStorageに保存します。解除・削除が可能で、保存を使えない環境でも診断できます。共有端末では保存を避けてください。結果は個別の契約・医療・投資の助言を代替するものではありません。
家計バランス診断でよくある質問
診断の参考配分は公的な推奨基準ですか?
このページの比率は編集部の参考配分です。公的な推奨基準や平均値ではありません。住まい・健康・返済・生活条件に合わせて変更できます。
支出をまだ把握していなくても使えますか?
手取りだけで参考予算を確認できます。未入力の費目は不明として扱い、全10項目が入力済みになるまで収支と貯蓄目標の達成判定を保留します。
貯蓄前の残額は、実際に貯金できた額ですか?
違います。手取りから入力した生活費・特別費積立を引いた計算上の残額です。貯蓄の実績は口座等の記録で別に確認してください。
奨学金の返済や年払いはどこに入れますか?
奨学金・ローン返済は返済・その他へ。年払い・特別費は月額に直して積立欄へ入れます。他の費目に入れた同じ費用を重複させないでください。
目安を超えた費目は、すべて減らすべきですか?
目安超過は無駄遣いや削減可能額を示しません。必要性・契約条件を確認し、生活に合わせた配分に調整してください。医療や必要な食事、返済を比率のためだけに削らないでください。
投資の積立を貯蓄目標に含められますか?
目標額として含めることはできますが、診断は運用益や損失を計算しません。年払い・特別費積立と分け、必要な生活資金を確保してから別に判断してください。
入力は保存・送信されますか?
外部へ送信しません。保存を選んだときだけこの端末のブラウザに保存します。保存を解除・削除でき、保存できない環境でも診断できます。
